トップページ > 交通事故に遭ったら > その場で判断できないこと

突然起こる交通事故の際、冷静に完璧に対処できる方はほとんどいないのではないでしょうか。
事故は突発的に起こるものですから、いくらきちんと対応しようとしていても、何らか後から「こうしておけばよかった」ということが出てくるもの。
さらにその場で何もかも判断することができないところが難しいポイントでもあります。。

交通事故のとき、体に不具合(ケガ)があるのか?

交通事故が起こったとき、最もその場での判断が難しいポイントは、やはり「外傷を伴わないケガ」です。
「ムチウチ」「腰痛」などの筋に関する部分は、一瞬のことでその場では痛みがでないのに、日を追うごとに徐々に症状が出てくる、ということがとても多いのです。
その場で衝撃を受けたと感じている場合は、必ず病院に行って事故による症状があるのかどうか、診断してもらいましょう。
結果的に症状が軽く、通院もいらない、という場合はそれはそれで問題はないですし、逆にだんだん症状が出て、最悪の場合後遺症が出るなどとといったこともあるのです。

軽微な交通事故でも、警察に連絡を。

先に述べたような交通事故での「ムチウチ」などの症状は、その場ですぐに出るものばかりではなく、徐々に症状がでることがとても多いものです。
ですから、その時は大したこと無い事故だ、と感じたとしても、必ず警察に連絡をし、事故の証明をしておくことが重要。
基本的にはドライバーは「事故を起こしたら警察に必ず連絡」というのが鉄則です。
それこそ大したことのなかった場合にも問題はないですが、逆に数日後に体調に異変が起きるなどした場合、そこから初めて連絡をすること自体が問題になります。

警察に連絡しなかったら…?

たいした事故ではないから、と当事者のどちらかが警察には言わないでくれ、と言い出した場合はどうなるのでしょうか。
相手の気持ちを尊重して、かわいそうかな…などと考えて連絡をしなかった場合、あなたにもある意味過失があったことになります。
そもそも交通事故を起こした場合に警察に連絡をしないこと自体が「通報の義務違反」ということに。
場合によっては、そこに被害者が存在した場合、「ひき逃げ」や「当て逃げ」したような形になってしまいかねません。
この義務の部分も含めて、交通事故を起こしたときには必ず「警察に届出」をし、後日の体の不具合などにも対応できるようにしておくことが絶対に必要なのです。