トップページ > 交通事故とムチウチ > 交通事故後遺症とは

交通事故というものは、ひとつとして同じ状況がないといえるくらいさまざまなタイミングで起こるものです。
それらの違いによって、事故の衝撃を受けた体には、いろいろな歪みやダメージが生じてきます。
ここでは交通事故後遺症について簡単に解説しますので、もし事故に遭った方は参考に対応することをお勧めします。

すぐに治るものもあれば、後になって症状が起こるものも。

事故の衝撃で受けた損傷は、その時すぐに症状が現れるものもあれば、最初は何ともなかったのに、随分経ってから何らかの支障をきたすようになる場合も。
交通事故後遺症のなかで一般的に多いものが首筋や肩のあたりに不具合が起こる「ムチウチ」です。
この「ムチウチ」の場合でも、数日で軽くなるようなものから、随分長い間生活するうえで支障をきたすものまでさまざま。
細い首は重い頭を支えている状態ですので、普段はそうでもなくても、事故の時に不意に受ける衝撃には相当なダメージを受けることに。
首には他にも体の状態をつかさどる、さまざまな重要な部分があるため、それらにまで損傷が加わっていると、後になって後遺症がでることも大いに考えられます。

徐々に何らかの支障をきたす、交通事故後遺症。

「ムチウチ」のほかに、徐々に体の不具合を感じる、というものはどういったことがあるものなんでしょうか。
それは、何となく手や足の使う感じが違っている気がする、痺れる、腰のあたりなどがだんだん痛くなってくる、不快感やだるさが抜けない、などさまざま。
問題なのは、事故が起こってからしばらく経ってしまうと、何らかの体の不調が出た場合、「事故のせいか分からない」「いつか治るかも」などと考えてまったく原因を調べないでいることです。
交通事故の衝撃は受けたときだけではなく、その時損傷した場所が体の重要な部分をつかさどるところであった場合は、徐々に症状が出て、悪化していくことが考えられます。
ですから交通事故からしばらく経っていても、もし体に不調を感じた時には速やかに専門の機関に診てもらうなど、事故との因果関係をはっきりさせながら治療を行っていく必要があるのです。
徐々に症状が悪化し、最悪の場合歩行困難になるなど、実は中枢機能にダメージを受けていた、などといったこともありますから、体の異変には気をつけたいものです。