トップページ > 交通事故とムチウチ > 交通事故で起こる症状

交通事故はどんなに気をつけていても、自分のほうからではなくても「貰い事故」なんてものもありますから、いつ何時遭遇するか分かりません。
いつ何時遭遇するか分からないだけに、衝突したときにはかなりの衝撃が体に伝わり、「ムチウチ」などの症状を引き起こすものなのです。

交通事故で受ける衝撃とは。

実際に交通事故に遭ってしまったとき、どんなチカラが体にはかかるのでしょうか?
これは物理的な話になってしまうのですが、「交通事故」とは硬いものに速度をつけた硬いものがぶつかる、ということですね。
たとえ時速30キロ程度の低速で停まっているものにぶつかった場合でも、この衝撃、負荷は意外なほど大きいもの。
それがどちらも走行している車同士だったとしたらどうでしょう?
実際に衝突事故を起こしたことがある方はお分かりかもしれませんが、実際ぶつかった瞬間のことははっきりと覚えていないことが多いようです。
これはぶつかると分かっていれば、それなりに「身構えることができる」ものですが、交通事故とは「不意に起こるもの」ですから、体が弛緩した状態で遭遇することがとても多い。
ですからあまりの衝撃に、記憶もあいまいになってしまったりすることも多いですね。
身構えずにいた体にも普段かからない大きな力が首や肩、腰などに一瞬にして加わるため、「ムチウチ」の辛い症状を引き起こすのです。

シートベルト・エアバッグがあれば大丈夫なのか。実際の症状は?

最近の車にはエアバッグが標準装備されていたり、シートベルトの装着強化などで、車で走行する場合にもかなり安全に配慮した形にはなってきています。
しかし衝突するような交通事故の場合は、これらがきちんと装着されていたとしても、やはり「いつもと違う方向に負荷がかかる」ことや、「身構えていないところに大きな力がかかる」ことで、「ムチウチ」は起こってしまうのです。
さらに交通事故というものは、ひとつとして同じようにぶつかるものはないといっても過言ではありませんから、その方向からどんな負荷が体にかかったかによって、「ムチウチ」の症状も相当深刻なものになってしまうこともあるのです。
「ムチウチ」というものが、馬鹿にはできない症状であることは、これらを鑑みてもよく理解できるのではないでしょうか。
実際の症状としては、首、肩、ヒザ、背中などの筋、腰などが痛むものをはじめ、痺れや噛み合わせの不具合、知覚障害までさまざまなものがあります。