交通事故による「ムチウチ」などの症状が長引いた場合の「後遺症」などは、どのくらいの期間治療することになるものなのでしょうか?
後遺症にまで至らない軽微なものの場合は、湿布や薬で軽くなり完治する場合もあるようですが、治療開始が遅れるなど、症状が酷くなったり長引いてしまった場合は、数ヶ月に渡って治療しなければならない場合も多いようです。

3ヶ月から半年かかることも…

事故の衝撃とは、ひとつといって同じものがないというのは理解できるかと思います。
走行している車の速度や角度、タイミングなどによって、体にかかる負荷やその強さはさまざま。
そのため「ムチウチ」の症状はかなり人によって差が出ますし、その人の体質なども影響して回復の度合いも違ってくるのです。
そんな「ムチウチの後遺症」の治療にかかる期間はどの程度かかると思っておいたほうがいいのでしょうか。
一説によると、3ヶ月から半年もかかる場合もあるといわれているようです。

「ムチウチ」の治療の流れ

事故の当日医療機関、整形外科を受診すると、問診と首や脊椎などに問題がないかをチェックするためにレントゲンを撮ります。
あまり大きな事故でなければここでシップや鎮痛剤などを使って、回復していく場合もあります。
しかし後遺症にまで発展するような酷いムチウチの場合、整形外科のリハビリや牽引だけでは症状が緩和しないことも。
整形外科での治療は医療の見地からの治療だけになりますので、症状とその治療がミスマッチである場合なども存在するよう。
そのままそこで治療を続けていても、症状が改善しない、ということもあるそうです。
「ムチウチ」の場合、医療の見地だけの治療では症状が改善しない場合も多いため、そういった場合には整骨院などに治療の場を変えてみるものひとつの方法です。
整骨院での治療は体全体のバランスなどを調整するといった形でアプローチしていくため、交通事故の衝撃を受けた体のケアに利用している方が多いようです。
整骨院での治療は、自賠責保険を遣って賄えますので、もし整形外科での治療で症状が回復しない場合は検討してみるのもいいでしょう。
「ムチウチ」の症状は、軽いもので徐々に回復するものもあれば、徐々に症状が悪化していく場合もありますので、早めに適切な治療を行うことが大切です。